「FPに相談してみたいけれど、自分の悩みで相談していいのかな?」
「家計のことくらい、自分で考えた方がいい?」
「そもそもFPに相談するほどの悩みなのかわからない」
FP相談に興味があっても、自分が相談するべきなのか迷う人は少なくありません。
FPは保険だけでなく、家計、住宅、教育費、老後資金、資産形成など、生活に関わるさまざまなお金の問題について相談できる専門家です。
ただし、すべての人が必ずFPに相談しなければならないわけではありません。
自分で整理できることもあれば、専門家と一緒に考えた方が整理しやすいこともあります。
この記事では、FPに相談した方がいい人の特徴と、自分で考えてもよいケースを整理します。
- FPに相談した方がいい人とは?
- 1.何から考えればいいかわからない人
- 2.家計を改善したいけれど原因がわからない人
- 3.結婚や出産を控えている人
- 4.住宅購入を考えている人
- 5.教育費と老後資金を同時に考えたい人
- 6.保険が自分に合っているかわからない人
- 7.老後のお金が不安な人
- 8.資産形成を始めたいけれど家計に余裕があるかわからない人
- 9.自分で調べるほどわからなくなってきた人
- 10.夫婦だけではお金の話がまとまらない人
- 自分で考えてもいい人は?
- 悩みが一つだけなら、まず自分で調べる方法もある
- FPに相談すれば正解を決めてもらえるわけではない
- FPによって得意分野や立場は違う
- 無料FP相談と有料FP相談の違いも確認する
- FP相談を利用する前に整理しておきたいこと
- 家計の資料も準備しておく
- 商品を提案されたら理由を確認する
- FP相談が向いているか迷ったら「整理したいこと」があるか考える
- 参考情報
- まとめ|自分だけでは整理しにくいときにFP相談を活用しよう
FPに相談した方がいい人とは?
FPへの相談が向いているのは、単に「お金の知識がない人」だけではありません。
自分で情報を調べていても、
「結局、自分の場合はどう考えればいいのかわからない」
という人にもFP相談は選択肢になります。
特に、
・家計の問題が複数重なっている
・将来必要なお金を整理したい
・大きなライフイベントを控えている
・保険や住宅ローンなどを比較したい
・第三者と一緒に家計を整理したい
といった人は、FPに相談することで問題点を整理しやすくなる場合があります。
1.何から考えればいいかわからない人
お金について不安はあるものの、
「何が問題なのかわからない」
という状態の人もいます。
たとえば、
・なんとなく貯金が増えない
・将来のお金が不安
・老後資金が足りるかわからない
・保険が必要なのかわからない
・投資を始めた方がいいのかわからない
といったケースです。
この状態でインターネットやSNSを調べ始めると、さまざまな情報が出てきます。
しかし、自分の家計や将来の予定によって必要な対策は異なります。
FPに相談することで、現在の状況を整理し、
「まず何から考えるべきか」
を見つけるきっかけになることがあります。
2.家計を改善したいけれど原因がわからない人
毎月それなりに収入があるのに、
「なぜかお金が残らない」
という場合もあります。
このようなときは、単純に食費や娯楽費を削れば解決するとは限りません。
住宅費、保険料、通信費、自動車関連費など、毎月継続して発生する支出が家計に大きく影響していることもあります。
FP相談では、収入と支出を整理しながら家計全体を確認することがあります。
自分では当たり前になっていた支出を、第三者と一緒に確認することで改善点に気づく場合もあります。
3.結婚や出産を控えている人
結婚や出産は、家計が大きく変化しやすいタイミングです。
結婚すると、
・夫婦の収入
・生活費
・貯蓄
・保険
・住宅
・将来の働き方
などを二人で考える必要が出てきます。
さらに子どもが生まれると、教育費など長期的なお金についても考える必要があります。
このように複数のテーマが関係してくる場合、FPに相談して家計全体を整理する方法があります。
4.住宅購入を考えている人
住宅は人生の中でも大きな買い物の一つです。
住宅購入を考えるときには、
「住宅ローンをいくら借りられるか」
だけでなく、
「いくらなら無理なく返していけるか」
という視点も重要です。
住宅購入後も、
・生活費
・教育費
・固定資産税
・住宅の維持費
・老後資金
などが必要になります。
住宅ローンだけを切り離して考えるのではなく、今後の家計全体から購入予算を考えたい人にとって、FP相談は選択肢の一つになります。
5.教育費と老後資金を同時に考えたい人
子どもの教育費が増える時期と、自分たちの老後資金を準備する時期が重なる家庭もあります。
教育費を優先しすぎれば老後資金が不足する可能性があります。
反対に老後資金を優先しすぎれば、希望する教育資金を準備できないことも考えられます。
このように複数の将来資金を同時に考える必要がある場合には、家計全体を整理することが重要です。
FPと一緒に将来の収入や支出を整理することで、どの時期にどのくらいのお金が必要になるのかを考えやすくなります。
6.保険が自分に合っているかわからない人
生命保険や医療保険に加入していても、
「どんな保障なのかわからない」
「昔入ったままになっている」
という人もいるでしょう。
保険は家族構成や貯蓄、住宅、公的保障などとも関係します。
そのため、保険だけを見るのではなく、家計全体から必要な保障を考えることが大切です。
特に、
・結婚した
・子どもが生まれた
・住宅を購入した
・子どもが独立した
・退職した
など生活環境が変化した場合には、現在の保障を確認する機会になります。
FP相談の中で保険について相談する方法もあります。
7.老後のお金が不安な人
老後について、
「いくらあれば安心なのかわからない」
という人は多いでしょう。
必要な老後資金は、すべての人が同じではありません。
現在の年齢、収入、貯蓄、住居、働く期間、年金、希望する生活などによって変わります。
そのため、テレビやインターネットで見た「老後には○千万円必要」という数字だけで判断するのではなく、自分の場合について考える必要があります。
FP相談では、現在の家計と将来の収入・支出を整理しながら老後について考えることができます。
8.資産形成を始めたいけれど家計に余裕があるかわからない人
NISAなどをきっかけに資産形成に興味を持つ人も増えています。
しかし、資産形成を考える前に、
・毎月の生活費
・緊急時のための資金
・近い将来使う予定のお金
・住宅や教育などの支出
について整理することも重要です。
投資に回せる金額は人によって異なります。
「毎月いくら投資すればいいのか」だけではなく、
「自分の家計では、どの程度なら無理なく続けられるのか」
という視点で考えたい場合、FPに相談する方法があります。
9.自分で調べるほどわからなくなってきた人
インターネットには、お金に関する大量の情報があります。
検索すれば、
「保険はいらない」
「保険は必要」
「住宅は買うべき」
「賃貸の方がいい」
「投資をするべき」
「まず貯金するべき」
など、さまざまな意見が見つかります。
これは必ずしも、どれか一つが間違っているということではありません。
家族構成や収入、資産、将来の希望などによって適した考え方が変わるからです。
情報を集めすぎて、
「自分の場合は結局どうすればいいの?」
となってしまった人は、一度状況を整理する目的でFPに相談する方法があります。
10.夫婦だけではお金の話がまとまらない人
夫婦でお金について話し合おうとしても、考え方が違うことがあります。
一方は、
「今を楽しむためにお金を使いたい」
と考え、もう一方は、
「将来が心配だから貯蓄を増やしたい」
と考えているかもしれません。
どちらかが正しいという問題ではありません。
第三者を交えて家計や将来の希望を整理することで、夫婦で話し合う材料を作れる場合があります。
FP相談を「答えを決めてもらう場所」ではなく、「夫婦で考えるための情報を整理する場所」として利用する方法もあります。
自分で考えてもいい人は?
一方で、すべてのお金の問題についてFPへ相談する必要があるわけではありません。
自分で家計を把握できていて、必要な情報を調べながら判断できるのであれば、自分で考える方法もあります。
たとえば、
・毎月の収支を把握している
・貯蓄額を把握している
・加入している保険の内容を理解している
・将来必要なお金をある程度計算している
・公的制度について自分で調べられる
・金融商品の仕組みやリスクを理解して比較できる
という人です。
ただし、これらができているから「FPに相談してはいけない」ということではありません。
自分の考えを第三者に確認してもらう目的で相談する方法もあります。
悩みが一つだけなら、まず自分で調べる方法もある
相談したい内容が非常に限定されている場合は、まず公式情報などを調べる方法もあります。
たとえば、
「自分の年金見込額を確認したい」
のであれば、公的なサービスから確認できる情報があります。
「現在加入している保険の保障内容を知りたい」
のであれば、まず保険証券や契約内容のお知らせを確認する方法があります。
自分で確認して解決できれば、必ずしもFP相談を利用する必要はありません。
調べても判断できない部分が出てきたときに相談するという使い方もできます。
FPに相談すれば正解を決めてもらえるわけではない
FPに相談すると、
「一番得する方法を教えてくれる」
と考える人もいるかもしれません。
しかし、お金に関する選択には、その人の価値観も関係します。
たとえば、
・住宅を買うか借りるか
・教育にどの程度お金をかけるか
・現在の生活と将来の貯蓄をどう配分するか
・どの程度リスクを取って資産形成するか
などには、すべての人に共通する一つの正解があるとは限りません。
FPは情報や選択肢を整理する助けになりますが、最終的に決めるのは相談する本人です。
FPによって得意分野や立場は違う
FPといっても、全員が同じサービスを提供しているわけではありません。
家計相談を得意とする人もいれば、
・保険
・住宅
・資産形成
・老後
・相続
など特定の分野を得意としている人もいます。
また、相談料を受け取って相談業務を行うFPもいれば、保険などの商品・サービスを取り扱っているFPもいます。
そのため、
「FPなら誰に相談しても同じ」
とは考えず、自分が相談したい内容と相談先が合っているか確認することが大切です。
無料FP相談と有料FP相談の違いも確認する
FP相談には無料で利用できるものと、有料のものがあります。
無料FP相談でも、家計や将来のお金について相談できるサービスがあります。
一方、相談サービスによっては、相談後に保険などの商品・サービスを提案する仕組みを持っている場合があります。
有料相談でも、料金体系や相談できる範囲はFPによって異なります。
重要なのは、
「無料だから悪い」
「有料だから必ず中立」
と単純に判断することではありません。
誰が運営しているのか、どこまで相談できるのか、商品提案があるのか、料金はいくらなのかを確認して選びましょう。
FP相談を利用する前に整理しておきたいこと
FPに相談すると決めたら、まず自分の悩みを簡単に整理しておきましょう。
たとえば、
・毎月の家計を改善したい
・住宅購入できる予算を考えたい
・教育費を準備したい
・老後資金が足りるか知りたい
・現在の保険を確認したい
・資産形成を始める前に家計を整理したい
といった形です。
すべてを細かく決める必要はありません。
「将来のお金について漠然と不安」
という状態でも構いません。
相談したいことを一つでも書き出しておくと、FPにも目的を伝えやすくなります。
家計の資料も準備しておく
具体的な相談をする場合には、現在の家計がわかる資料があると話を進めやすくなります。
たとえば、
・収入がわかるもの
・毎月の生活費
・貯蓄額
・保険証券
・住宅ローンの内容
・年金に関する情報
などです。
すべてを完璧に準備する必要はありません。
相談サービスによって必要な資料は異なるため、申し込み時に確認しておくとよいでしょう。
→ FP相談に持っていくものは?初回相談前に準備したい資料と情報
商品を提案されたら理由を確認する
FP相談では、相談先によって保険などの商品を提案されることがあります。
提案された場合には、
「なぜ自分にこの商品が必要なのか」
を確認しましょう。
さらに、
・どんな問題を解決する商品なのか
・費用はいくらか
・どのようなリスクがあるのか
・ほかの方法はないのか
なども確認します。
説明を聞いても理解できない場合は、その場ですぐ決める必要はありません。
自分で納得してから判断することが大切です。
FP相談が向いているか迷ったら「整理したいこと」があるか考える
FP相談を利用するか迷ったら、
「自分のお金について、整理したいことがあるか」
と考えてみましょう。
必ずしも、
「大きな金融資産がある人」
や、
「深刻な家計問題を抱えている人」
だけが相談するものではありません。
今後の生活について考えるために、
「現在地を一度整理したい」
という使い方もあります。
反対に、自分で状況を把握でき、必要な情報を調べて判断できるのであれば、無理に相談する必要はありません。
参考情報
この記事の作成にあたり、以下の公式情報を参考にしています。
まとめ|自分だけでは整理しにくいときにFP相談を活用しよう
FPに相談した方がいい人として考えられるのは、
・何から考えればいいかわからない
・家計の問題点がわからない
・結婚や出産を控えている
・住宅購入を考えている
・教育費と老後資金を同時に考えたい
・現在の保険が合っているかわからない
・老後のお金が不安
・資産形成を始める前に家計を整理したい
・情報を調べすぎて判断できなくなった
・夫婦でお金について整理したい
といった人です。
一方、自分で家計や資産を把握し、必要な情報を調べながら判断できるのであれば、自分で考える方法もあります。
大切なのは、
「FPに相談すること自体」
を目的にしないことです。
FP相談は、自分の家計や将来のお金を整理するための手段の一つです。
自分だけでは整理しにくい部分が出てきたときに、専門家の力を借りるという考え方で利用するとよいでしょう。

